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「涼しい日の冷房」は悪か [電気料金]

電力使用量を毎日記録し始めて約2ヶ月。あることを発見して思わず膝を打った。実に当たり前のことなのだが。
結論から言おう。エアコンは、涼しい日に使った方が電気代が安い。そして、暑い日と涼しい日の差額は、意外に大きい。

夏の初めの、ちょっとだけ蒸し暑い日。あるいは、寝ようとして窓を開けても部屋の空気が動かない日。こんなとき、「この程度で冷房を入れるのはもったいない…」と躊躇する人はけっこういるのではないだろうか。自分もそのクチだった。
妻も若干は電気代を意識しているが、暑ければ素直にエアコンをつける。今シーズン、最初につけたのは6月下旬だったか。帰宅後に「今日、昼間ちょっと暑かったからエアコンつけたよ」と言われて、正直「6月なのに、もうつけたのか!」と思った。
しかしその夜、電気メーターを見て「あれ?」と思う。消費電力量は、言われなければ冷房をつけたと分からないほどの増加にとどまっていた。冷房を使わないと、昼間の消費電力量は3kWh台前半なのだが、それがせいぜい4kWhに届くかどうか、というところだった。誤差の範囲だし、電気代に換算しても20円程度のことだ。

その後、昼間の気温はどんどん上がった。エアコンの設定は6月から26度のままだ。すると消費電力量は如実に大きくなり、昼間、妻一人で在宅している平日でも、8時から22時の電力量が8kWhを超える日が出てきた。
こうなると、最高気温と消費電力量を並べてグラフにしてみたくなるのが「なんちゃって理系」の悲しい性。さっそく並べてみると、統計処理をするまでもなく、明らかな相関が見られる。(なお、電力量、気温とも、数値は7日間の移動平均である。)

事情は夜中のエアコンも同じこと。いくら熱帯夜でも、外気温は25度強まで下がるわけで、同じ1時間つけるにしても、消費電力量は昼間と雲泥の差。ウチでは夜中に洗濯乾燥機を回すので、エアコンの消費電力量はそちらに完全に飲み込まれてしまい、何kWhぐらい使っているのかよく分からない。
グラフを見ると、いちおう最低気温との相関はありそうだが、昼間ほど極端ではない。ちなみに7月中旬に気温と正反対の動きをしているのは、週末、夜中に乾燥機を回さなかったためだ。

消費電力量と気温の関係

もちろん、エアコンを使わないのが一番省電力ではある。しかし「ちょっと暑い日」に「ちょっとエアコンをつける」分には、「ちょっと電気を使う」だけだ。これを知っていると、ずいぶん気が楽になった気がするのは私だけだろうか。


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