「コンビニ2％割引券」入手失敗

主要コンビニで常に2％超の割引を得られる「券」がある。数量限定でも期間限定でもなく、いつでも簡単に入手できるはずなのだが、さて…

もったいぶって書いたが、正体は「クオカード」である。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートのいずれでも利用できるプリペイドカードだ。最近は電子マネーに押されて地味な存在となっているが、利用価値は下がっていない。
クオカードはコンビニの店頭でも売っているのだが、このうち1万円券は10180円分利用できる。言い換えれば、1万円を先払いすることで、コンビニを約1.8％引きで利用できる。

ここまではある意味「基本編」なのだが、実は「応用編」がある。クオカードをクレジットカードで購入し、クレジットカードのポイントを貯めるのだ。
これが可能なのは、私が知る限り「ファミマTカード」のみ。ファミマTカードのクレジット機能を利用してクオカードを買うと、1万円のカードに対して50ポイントの「Tポイント」が貯まる。
これにより、1万円の出費で実質10230円の分の買い物ができることになり、割引率は約2.3％。クレジットカードや電子マネーでも、これだけ高率のポイント還元はなかなかないのではないか。

ということで最近は1万円のクオカードをファミリーマートで買うことが多い。
ファミリーマートでクオカードを買う。一見、何ら不確定な要素はないように見えるが、実際にはそうでもない。ファミリーマートでは、1万円のクオカードの在庫が極度に少ないのである。
ファミマTカードを入手した直後、手近なファミリーマートを数店回ったが、ほとんどの店は「1万円券は在庫なし」。今のところ、確実に買える（と私が勝手に思っている）店は生活圏内で1店だけだ。これから同じことをしようとしている人がもしいたら、「確実に1万円券を入手できる店」を探してからのほうがいいかもしれない。

で、その貴重な1店に先日行ったのだが、ファミマTカードを呈示して「クオカード1万円」と言ったら、現金払いで精算が完了してしまった。
その後、店は大混乱となった。ファミリーマートの場合、クオカードは、1枚購入するごとに「自動金庫」から1枚ずつ出てくる仕組みだ（レジを操作しないと出てこない）。今、現金購入扱いで金庫から1枚出してしまった。もう1枚、クレジット扱いで購入することにすればいいのだが、「自動金庫」の中に1万円券の在庫がないのだという。つまり、1万円券の在庫はもともと1枚しかなかった。この店にはいつも在庫があるので安心しきっていたが、1枚しかなかったのか。
金庫から出したカードを金庫に戻せないか？等、試行錯誤してもらったのだが、操作が分からないということでボツになり、結論は「他店で買ってください」。10分待った結果がこれかー。手持ちカードの残額が心許ないのも痛い。

以上、普段以上にオチのない結末だが、似たようなことを画策している人の参考になれば幸い。

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