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子供がレゴにハマっちゃった方へ――レゴ購入ガイド (3) ―― 難しい理由3:通販の多くが「コレクター価格」 [育児]

最近はおもちゃを買うにも通販を活用する人が多いと思う。私もその典型で、子供が生まれて約5年、実店舗にはほとんど行かないで済ませてきた。
一般的に、通販でおもちゃを買うとわりと安く済む。しかしレゴに限っては注意が必要だ。新旧商品を取り混ぜて、定価より高く売っている店が多いのである。

たとえば前述の海賊船(No.70413)。2015年4月上旬現在、ヨドバシカメラでは、在庫はないものの商品情報は載っており、「参考価格14018円」「ヨドバシ価格10350円(+ポイント10%)」となっている。またトイザらス(こちらも在庫なし)では10798円(+53ポイント)である(いずれも税込)。「参考価格」というのが、昔でいう「希望小売価格」、すなわち「定価」と考えられる。
一方、在庫の残っている店を求めて、この商品をamazonで探してみるとどうか。最安値こそ前述の「定価」以下であるが、ほとんどの店は「定価」を超えた価格をつけており、最高値は実に20000円。次点は16000円である。
Amazon: レゴ パイレーツ 海賊船 70413

楽天も同じような傾向で、最安値が15500円、最高値が17980円である。
楽天: LEGO レゴ パイレーツ 海賊船 70413

「定価」が14018円であるから、送料込みで15000円ぐらいまでならまだ納得がいく。しかしそれより高い店は、足元を見た価格設定と言わざるを得ない。

ここからは私の勝手な推測だが、レゴの恒常的な品薄状態を知っている人が、コレクター向け(あるいは出遅れてしまった親御さん向け)に在庫を確保し、強気の価格設定で売り出しているのが、amazonや楽天に点在する「高い店」ではないだろうか。
世の中に在庫が潤沢にある頃は、高い店は見向きもされない。しかし在庫はすぐに払底する(少なくとも、払底したように見える瞬間はある)。そしてコレクターは、一度欲しいと思ったら高くても買う。そういう買い手を気長に待ち、高利益を確保しようというのが、こうした「高い店」の戦略ではないかと思う。
ちなみに、廃盤になると値段はさらに跳ね上がるのが通例で、amazonで見ていると、実に10万円を超えるものも散見される。そうした商品は「定価」もけっこう高そうではあるのだが、それでも元の2倍、3倍の値がついていると思われる。

ただ、子供に「どうしても古いレゴがほしい」と言われたとき、こうした店が役に立つことがある、というのもまた事実である。商売としてはうまくできている。YouTubeといい通販といい、便利になりすぎるのも困ったものだ。

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