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スマホが勝手にしゃべる…その意外な原因とは? [家電]

※新サイトに本記事を一部改変して転載しました。
http://kengyo-syufu.com/2017/08/speaking-smartphone/

迷った末、本記事のカテゴリを「家電」にした。そのぐらい各家庭に普及しているスマホの話。

会社にいたら妻から連絡があった。「スマホが勝手にしゃべって怖い」とのことである。
話を聞くと、1時間に1回ぐらい、何も触っていないのに、突如として数秒間話すそうである。男性の声で、話している内容はまちまちだが、いずれも言語明瞭、意味不明瞭といった感じらしい。

当初「誰かの嫌がらせか?」と思ったが、状況からして電話がかかってきたわけではなさそう。LINEのような通話アプリかとも思ったが、インストールしているという話は聞かない。だとすると、何かのアプリが思わぬ不具合で音声を発しているのか。
ウェブを検索してみたが、「勝手にしゃべる」ことの原因としてよく挙げられていたのは、目が不自由な人向けの「読み上げ機能」。その他、音声検索を使うと検索結果も音声で返ってくる、という話もあったが、いずれも「1時間に1回ぐらい、スマホに触っていないときに声がする」という事象の原因としては考えにくい。
その「声」が合成音声か否かで原因を絞り込めると思ったのだが、それもよく分からないということで、一旦は検討をやめ、「とりあえずマナーモードにしておけば?」とアドバイス。

帰宅後すぐにスマホを見てみた。Android機なので、左上の通知アイコンを確認して――おっとー! これかー!
何と、原因は「ワンセグ」であった。
妻のスマホにはワンセグ機能があるのだが、イヤホンジャックに10cmぐらいの専用アンテナを差し込まないと映らない――ことになっている(普通のイヤホンを差してもいいらしいが)。実際、ワンセグアプリの通知の内容も「映りません」といったことだったと思う。
しかしそこは電波である。電話機の向きであったり、電話機と周囲にいる人の位置関係であったり、天候などの環境条件であったり、諸々の外的条件で電波の受信レベルは微妙に変化する。また、10cmほどの簡易なアンテナを差すだけで「映る、映らない」が変わるぐらいだから、アンテナなしでも「映る一歩手前」の受信レベルであることは想像できる。
1時間に1回ぐらい、偶然にもアンテナなしでワンセグの電波を復調できてしまい、一瞬だけ音が鳴った――そう考えれば合点がいく。

ワンセグアプリを即座に終了し、一件落着。
もし、同じようなことで悩んでいる人の助けになれば幸いだ。

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