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エアコンを賢く買う方法 [家電]

エアコンって、こんなに高かったっけ?

家を新築した際、とりあえず人の暮らしそうな3部屋にだけエアコンをつけた。メインとなる居間の1台は、能力的にもグレード的にもそこそこ気張った。一方、残る2台は6畳用の最小サイズで、グレードにしても、最低とはいわないまでも安価なモデル(いちおう自動掃除機能付き)を選んだ。肝心のねだんは忘れてしまったのだが、6畳用のは1台6万円前後ではなかったかな、と漠然と思っていた。

それから数年。エアコンなしで残っていた部屋を1つ「空調化」しようという話になった。工事費を含めても10万あれば余裕だが、まあ念のため12万ぐらい予算を見ておくか――そんな心づもりで家電店へ行って驚いた。
思ったよりずっと高いのである。
単なる記憶違いなのかもしれないが、それにしても、こんなに高かったっけ?というのが率直な印象だ。

今回も「6畳用でお手頃グレード」のものを買うつもりだが、自動掃除機能だけは必須と考えていた。もちろんフィルター掃除が面倒だという理由もあるが、それだけではない。自動掃除機能のあるモデルは、ないモデルに比べてフィルターの目が細かいらしいのだ。つまり、自動掃除機能のあるモデルは内部へホコリが侵入しにくい構造になっている。それなら長持ちするのでは、という期待が持てる。
そういう条件で機種選定してみると、そもそも自動掃除機能がつくモデルは「お手頃」でないことが分かった。
まず最初にPanasonicを検討したのだが、6畳用エアコンには(寒冷地向けを除くと)6段階のグレードがあり、自動掃除機能がつくのは上位4グレードのみ。このご時世、自動掃除機能は半ば標準装備だと思ったのだが、そうでもないのだった。
そしてグレード間の価格差はというと、これが意外に大きい。たとえば2016年6月現在、ヨドバシカメラで比較してみると、最低グレードの6畳用が70,070円、その次が78,270円のところ、自動掃除機能つき最安の「下から3番目」グレードは実に114,480円。一気に3.5万円ほど跳ね上がる。ちなみにその先は129,380円、197,420円と続いて最高が203,040円。こうして並べてみると、6グレードと言いながら実質的には「松・竹・梅」の3グレードであることが見てとれるが、それにしても自動掃除機能付きが6畳用で10万超えとは驚いた。
他メーカもおおむね同じようなラインアップで、自動掃除機能がつくと実売10万を超えるという傾向にあるようだった。
独断と偏見で候補をPanasonicと三菱電機に絞り、某家電量販店の実店舗に出向いた。「広告の品」となっていた三菱の「自動掃除機能つきの中で最安値」モデル、値切ったら標準工事費込みで12万円を切るぐらいにはなったが、我が家の場合、標準工事費では絶対済まない。予算12万円では自動掃除機能つきは買えないことが判明した。

こうなると正攻法ではダメで、型落ち品などの「掘り出し物」を探し当てるしかない。
幸い、別の家電量販店のネット通販で、三菱の昨年モデルのアウトレット品(外箱破損)を見つけた。自動掃除機能がありながら、本体価格は実に6万円台。即決だ。
ただし工事費は別途発生する。「2階の部屋に室内機、1階に室外機を2段重ねで設置、室外ダクトカバーつき」で工事費を積んでみると、実に約6万円。高っ! 何とか予算内には収まるものの、意外と工事費もばかにならないと再認識した。
実際には、工事の人が来てから室外機の設置場所を見直し(2階に絶好のスペースがあるのを見逃していた)、配管の長さは標準の4m以内で済んだ上、2段重ねにもならなかったので、工事費は3万円もかからずに終わった。これには救われた。
三菱電機製のエアコンは実家を出て以来ご無沙汰だったが、試しに電源を入れてみると、テレビCMでやっている「ムーブアイ」というのがけっこう賢そうだ。リモコンの初期設定で「室内機の左右にすぐ壁があるか」という情報を入れてやるのだが、そこまで設定させるからには、風向きを工夫した効率的な冷暖房になるのだろう。室温設定を0.5度単位で設定できるのも、三菱電機製では常識なのかもしれないが目新しい。

以上、今回は結果オーライで何とかなったのだが、エアコンのない部屋がまだ1つ残っている。自動掃除機能は本当に有効なのか、エアコンを買う時期はいつがいいのか(盛夏直前は売り手市場っぽいが、夏の終わりがいいのか? 新モデル発表直後に旧モデルを買いたたくべきか?)など、研究の余地があると感じた。

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スマホが勝手にしゃべる…その意外な原因とは? [家電]

※新サイトに本記事を一部改変して転載しました。
http://kengyo-syufu.com/2017/08/speaking-smartphone/

迷った末、本記事のカテゴリを「家電」にした。そのぐらい各家庭に普及しているスマホの話。

会社にいたら妻から連絡があった。「スマホが勝手にしゃべって怖い」とのことである。
話を聞くと、1時間に1回ぐらい、何も触っていないのに、突如として数秒間話すそうである。男性の声で、話している内容はまちまちだが、いずれも言語明瞭、意味不明瞭といった感じらしい。

当初「誰かの嫌がらせか?」と思ったが、状況からして電話がかかってきたわけではなさそう。LINEのような通話アプリかとも思ったが、インストールしているという話は聞かない。だとすると、何かのアプリが思わぬ不具合で音声を発しているのか。
ウェブを検索してみたが、「勝手にしゃべる」ことの原因としてよく挙げられていたのは、目が不自由な人向けの「読み上げ機能」。その他、音声検索を使うと検索結果も音声で返ってくる、という話もあったが、いずれも「1時間に1回ぐらい、スマホに触っていないときに声がする」という事象の原因としては考えにくい。
その「声」が合成音声か否かで原因を絞り込めると思ったのだが、それもよく分からないということで、一旦は検討をやめ、「とりあえずマナーモードにしておけば?」とアドバイス。

帰宅後すぐにスマホを見てみた。Android機なので、左上の通知アイコンを確認して――おっとー! これかー!
何と、原因は「ワンセグ」であった。
妻のスマホにはワンセグ機能があるのだが、イヤホンジャックに10cmぐらいの専用アンテナを差し込まないと映らない――ことになっている(普通のイヤホンを差してもいいらしいが)。実際、ワンセグアプリの通知の内容も「映りません」といったことだったと思う。
しかしそこは電波である。電話機の向きであったり、電話機と周囲にいる人の位置関係であったり、天候などの環境条件であったり、諸々の外的条件で電波の受信レベルは微妙に変化する。また、10cmほどの簡易なアンテナを差すだけで「映る、映らない」が変わるぐらいだから、アンテナなしでも「映る一歩手前」の受信レベルであることは想像できる。
1時間に1回ぐらい、偶然にもアンテナなしでワンセグの電波を復調できてしまい、一瞬だけ音が鳴った――そう考えれば合点がいく。

ワンセグアプリを即座に終了し、一件落着。
もし、同じようなことで悩んでいる人の助けになれば幸いだ。

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