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保育園児の洗濯術(ズボラな人の場合) [家事]

今日の名言:保育園児の洗濯物、細かいことは気にしない!
――失礼しました。しかし、洗濯に関して、入園時よりかなり大雑把になったことは事実だ。そして、それを支えているのは「強力な洗剤」である。

保育園に通う子供の洗濯物は時にひどく汚れている。最近「泥水汚れ」はかなり軽減されてきているものの、土がついていることは珍しくない。特に靴下は、外遊びをすれば確実に泥だらけだ。
以前は、こういう汚れがあると漂白剤で浸け置き洗いしたり、洗濯用の固形石鹸で部分洗いしたりしていた。しかしかなりの手間だし、そうした手間を払っても落ちない汚れがあり、「もっといい洗剤はないのか」と思っていた。
探してみると、泥汚れに特化した洗剤はいくつか見つかる。しかしかなり高価だし、ネット上の口コミを見ると、そうした洗剤でも落ちない汚れはあるという。なかなか踏ん切りがつかなかった。

そんな中、比較的低価格で、そこそこ高評価な洗剤を見つけた。「アリエール サイエンスプラス7」である。
アリエールといえば洗剤界ではメジャーなブランドだが、この「サイエンスプラス7」は比較的マイナーで、テレビCMは見かけないし、取扱い店もそれほど多くない。液体やジェルが台頭する中、昔ながらの粉末である。実に地味な存在だ。
しかし、洗浄力という点では見るべきものがある。まず、漂白剤がすでに混ざっている。さらに蛍光増白剤も入っている(こちらは「洗浄」というより「ごまかし」というべきか?)。これら力技により、下処理なしでいきなり洗濯機に入れてもけっこう汚れが落ち(たように見え)る。
具体的にどの程度汚れが落ちるかというと、まず靴下の泥汚れは、完全には落ちない。しかし保育園用の衣服として我慢できるレベルにはなる。また食べこぼしに関しては、一度洗っただけでは落ちないものもあるが、そうしたものも何回か洗っているうちに徐々に薄くなっていくことがある。
また、副次的な効果として、洗濯機の汚れも落ちている気がする。以前はドラムから何となく臭いがして、時々洗浄剤を使っていたのだが、最近は全くやっていないのに臭いがしない。

なお、この洗剤のパッケージには「浸け置き洗いもおすすめ」と書いてあるが、そのまま洗濯機で洗うのとあまり差がないような気がして、最近は全くやっていない。その代わり洗濯機を長めに回している。
また「汚れがひどい時は洗剤を多めに」と書いてあるが、そのとおりにやると泡が立ちすぎてドラム式洗濯機がうまく動作しない(洗っている途中に洗剤を一部捨ててしまう)。「泡が立ちすぎないギリギリの洗剤量」を体得するまでにしばらく時間を要した。

というわけで、最近は洗濯といえば洗濯機を回すだけ。蛍光増白剤が入っているから生成りの服はダメとか、そもそも蛍光増白剤は身体に悪いのではないか(と主張する人もいる)とか、細かいことは気にしないようにしている。洗濯で浮いた時間を睡眠にあて、少しでも健康的な生活を送ったほうがいいと思う。泥汚れと格闘している方、一度お試しを。
ちなみに、この洗剤は例によってamazonで買っている。近くのドラッグストアで買うより多少安いし、持ち帰る手間がかからない。定期おトク便の対象なので10%引きになるし、たまにP&G製品のまとめ買いキャンペーンをやっているので、このときに買うとさらに安い。



洗剤体験記 (4) ――「スタンプ式」は目新しいだけか? [家事]

風呂用、トイレ用と、試してみたものの劇的な効果を感じなかった「洗剤体験」。最後に、トイレ用のスタンプ式洗剤を試してみた。

スタンプ式の洗剤――聞いただけではどんなものか想像もつかないと思う。私も、下記のレビュー記事を読むまで全く知らなかった。

【やじうま大掃除ウィーク】
面倒な便器と浴室の掃除が一気にラクになる!! 便利な洗剤&洗浄剤
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/2010_12_02/20121211_578011.html

記事にあるとおり、この洗剤はジェル状で、便器に張り付く。便器の適当なところに張り付けておくと、それがなくなるまでの約1週間、洗浄効果が持続するというものだ。「なぜ、張り付けておくだけで効果があるのか」等はレビュー記事を読んでほしい。

見たことのない形状ということもあり、ちょっとワクワクしながら使ってみる。
パッケージを開封し、水流を考慮してスタンプ位置を決める。張り付き方が悪いと剥がれてしまいそうだと思い、相当慎重に便器に押しつけ、いざ、スタンプ…あれ? 上下を間違えた。教訓:説明書はよく読もう。
あらためて正しい向きでスタンプすると、緑色透明のホイップクリームのような洗剤が便器に張り付いた。あとは放っておくだけで便器はきれいな状態に保たれる、はずである。

スタンプした当初、まず驚いたのは芳香。けっこうな匂いがするもので、トイレを通り越して玄関まで洗剤の匂いがした。妻には好評だったが、芳香には好みもあるし、ちょっとやりすぎな気はする。
その後、匂いは落ち着いてきた。が、予想以上にスタンプしたジェルの減りが早い。1週間はもってほしいところだが、3日ほどで消えてなくなってしまった。またもガッカリな結末か…

とはいってもスタンプは6回分あるので、2回目をスタンプする際には場所を変えてみた。1回目は水の出口に比較的近いところへスタンプしたのだが、2回目は出口から極力離してスタンプすることにした。
するとこれが効果てきめん。1週間経ってもしっかりジェルは残っており、2週間経っても小さなかけらが残っていた。
目で見る限り、水の勢いは1回目の場所と2回目の場所であまり変わらない気はするのだが、ちょっとした違いが、結果に大きな差を生むようだ。公称1週間のところ、2週間もったのだから気分はいい。
その後、同じ場所に何度かスタンプしているが、そのたびに2週間ほどもっている。

洗剤だから汚れ落ちが気になるところだが、これが微妙だ。
ジェルか残っている間、便器全体をこすり洗いすることはなかったが、2週間しても顕著な汚れは見られない。多少なりとも効果はありそうに思う。
しかし、ジェルがなくなるまで全くのメンテナンスフリーかというと、それは違う。便器にこびりついた「異物」は、水を流すだけではとれず、そこだけは部分的にこすってやる必要があった。ジェルなしの場合と比べて「異物」がとれやすいということはあるかもしれないが、完全にこびりつかないわけではない。

長くなったが、総合評価すると、「まあ、今後も買ってもいいかな」というところだ。
コストパフォーマンスは悪くない。6回分入って売価がだいたい300円。1回スタンプすれば半月もつので、1ヶ月あたり100円程度だ。
この、ひと月100円で何が得られるか。それは「トイレ掃除をサボる口実」だ。前述のとおり、半月間、便器のこすり洗いをしなくても、水垢のような「徐々に積もる汚れ」はつかない。不運にも「異物」が付着してしまった際に、そこだけスポットで拭き取ってやればいい。この
気楽さが、この洗剤の最大のウリだろうと勝手に思っている。

ただ、言いたいことはいくつかある。
まず、当たり前だが、便座の汚れは全く落ちない。別途、トイレクイックルの類で掃除する必要がある。使い始めた当初、このことをすっかり忘れて完全に掃除をサボっていたが、気付くと便座周りがけっこう汚れていて冷や汗をかいた。
次に、ジェル状スタンプという形態について。目新しいものの、それによって実現する「機能」という点では、たとえばセボンやブルーレットといった、昔からある商品と変わりないのではないか。タンクレス便器にも対応できるという利点はあるものの、ウチのように旧来のタンクあり便器の場合、旧来の製品と比較検討して優劣を判断すべきところだと思う(判断してないけど)。
そして、気になるのが効果の持続性。レビュー記事によると「ジェルが小さくなっても効果は持続する」とあるが、少なくとも芳香に関しては、ジェルが小さくなると明らかに効果が落ちている。芳香は副次的効果であって、汚れ落ち効果が持続していれば個人的には納得するが、一見して効果が分かりにくいので、大丈夫かいな、と毎回思う。
関連してもう一つ、ジェルの減り方が一様でないというのが気になる。最後の最後、ジェルが小さなかけらになってから、完全に溶けてなくなるまでの間が妙に長いように思う。本来ならジェルは均等に溶けていくべきだが、そうなっていないのではないか。もしそうだとすれば、洗浄効果の持続性にも影響してくる。

そんなわけで、そこそこ納得して使っている「スタンプ式洗剤」だが、最後の最後だけは毎回、何となく納得いかない気分になっている。
ジェルが完全になくなってから便器全体をこすり洗いすればいいのだろうが、たいていは我慢できなくなって、ジェルが少し残っている時点でこすり洗いしてしまう。結果としてジェルを少し無駄にしているし、こすり洗いに使う洗剤は「混ぜるな危険」なので、ジェルと混じらないように気を遣う。
難しいとは思うが、ジェルが最初から最後まで均等に溶けるようになれば、個人的にはもっと高評価をつけられる。


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