コーラでコーヒーを釣る

一日中家にいる妻の気晴らしのため、冷蔵庫には炭酸飲料を常備している。原則としてゼロカロリーのものを買っているが、自分が飲んだところ、一番「許せる」味なのが「コカ・コーラ ゼロ」。その他の商品は、どうしても「ゼロカロリーゆえの味の限界」を感じる。

で、週に5本ぐらいはコーラを買っているわけだが、先週末にドラッグストアへ行ったところ、「マクドナルドのクーポンつき」のコカコーラ・ゼロを発見。たしか昨年も同様の企画があったと思う。
クーポンといっても「30円引き」のような中途半端なものではなく、炭酸飲料やコーヒーを1杯無料サービスという太っ腹なものだ。狂喜して7、8本をまとめ買いした。

自分自身、たまにマクドナルドに行くが、お目当てはコーヒー。何度かの改良を経ただけのことはあり、現在のコーヒーは1杯100円としては相当優秀だと思う。適当なドリップコーヒーにありがちな、飲み干したときのえぐみが少ない。スターバックス等の専門店のコーヒーと比べても遜色はなく、どちらがおいしいと思うかは好みの問題だと思う。今のマクドナルドのコーヒーを超えるには、まじめな「ハンドドリップ」しかないのではないか。
というわけで、節約志向の自分としては珍しく、納得して100円を投じるマクドナルドのコーヒー。このコーヒーのタダ券が1枚ついたコーラが、ドラッグストアでは88円で売られている。これはもう買うしかない。

ただ、クーポンには何種類かあり、コーヒーではなく炭酸飲料のクーポンがついていることも多い。買ってからシールをめくってみないと何のクーポンかは分からない。
7、8本をめくったところでは、コーヒーはやや少数派のように思った。一番多く出たのが「コカコーラ・ゼロ」。ゼロではない「コカコーラ」、それに「爽健美茶」というのもあった。クーポンの写真を見る限り「ハンバーガー」も当たりそうなのだが、今のところ1枚も出ていない。ちゃんと原価を反映しているということか。

で、昨年もそうだったが、このクーポンつきコーラの寿命は短い。1週間経って同じドラッグストアに行くと、すでにクーポンなしの商品に切り替わっていた。
がっかりしつつ棚を眺めていたら、1本だけクーポンつきのが残っていた。しかも誰かがシールをめくっており、「コーヒー」のクーポンであることが買う前から分かる。ラッキーだ。
さらに数日後、別のスーパーに行くと、クーポンつきの商品が棚の奥のほうに眠っていた。1本98円と、ドラッグストアで買うより10円高いのだが、その程度の差ならクーポンつきを選ぶ。ここでも何本か「めくり済み」の商品があり、それはことごとくコーヒーだった。自分にとってはありがたい限り。
ここからは想像だが、シールをめくった「犯人」は子供で、コーヒーなど飲まないので棚に戻し、別のターゲットを探したのではないだろうか。

そんなわけで、クーポンの有効期限である9月半ばまで、何度かお昼のコーヒーを楽しめそうだ。

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