フッ素塗布には戦略が要る

昨日、子供の歯にフッ素を塗るため、会社を早退して保健センターに行ってきた。
半年前にも同じことをやったのだが、その時と比べると子供の成長を感じる。子供は泣かなかったし、洗面台でブクブクもできた。塗布作業としては完璧だったと思う。

今回改めて思い出し「難しいなあ」と思ったのが日程調整。
フッ素塗布には事前に歯科医の指示が必要で、通常それは歯科健診でなされる。問題はここからで、指示から塗布までは1ヶ月以内でないとダメなのだという。
さらに難しいのが、フッ素塗布は6ヶ月以上間隔を開けないとダメ、という制約。今回はこの制約のおかげで、午前中に塗布してくれる日が候補から外れ、昨日かその1週前の火曜か、という2択になってしまった。

これらの制約をふまえると、まずは健診の日程を決める際に気をつけるべき、ということになる。例えば、前回のフッ素塗布から半年あけて次の健診を受ける、といった具合だ。
しかし、よほど注意しないとそこまで頭が回らないだろうと思う。
次回の健診は3歳児健診、つまり歯科以外のメニューもある総合的な健診だ。健診日を複数の候補から選べるかどうかがそもそも不明だが、もし選べたとして、上記のような「フッ素塗布スケジュール」まで考慮して日程を決めよう、と先回りして考えられる人がどれくらいいるだろうか。大半の人は、健診後にフッ素塗布日の選択肢が少ないのを聞いて愕然とするのではないか。

共働きや「ひとり親」の家庭では、健診に連れていくこと自体、仕事を休まざるを得ないという意味で相当な負担だと思う。フッ素塗布がそれに拍車をかけている。日程の選択肢が増えるだけでも多少は楽になるので、何らかの改善を期待したいところだ。

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