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ドコモ「ファミリー割引」メモ [ドコモ携帯]

去る8月にソフトバンクからドコモへ移籍し、現在は夫婦ともにドコモ利用者となった。当然「ファミリー割引」目当てだ。
ファミリー割引は、見かけは単純だが意外と奥が深い。自分たちはごく単純な契約なので「奥が深い」ところには関係ないのだが、Webで不明な点を調べようとすると、その「奥が深い」ところの議論しか見当たらず、逆に一般的なことが分からないままだったりする。
そこで、何かの役に立てばと思い、「単純な例」として我が家の状況をまとめておく。

まず、新規に家族を加える場合の手続きについて。
ウチの場合、妻が元々ドコモユーザーだったところへ、私がMNPでドコモに加入した。
このような場合、妻が契約の場に立ち会わなくても、妻の電話番号といくつかの個人情報(誕生日など)を答えられれば手続きはできる。
申込後は特に何の連絡もないので若干不安になるが、問題なくファミリー割引の対象になっていた。数日すれば、Web上の料金明細(my docomo)で、家族間通話が無料になっていることを確認できる。

次に、ファミリー割引でも料金の請求を別々(妻は妻、自分は自分)にできるか、ということ。
宣伝されているとおり、これは可能。申込時にその旨を申告すればいい。
ただ、1人で複数回線を持っているとか、「5回線の請求を2回線+3回線に分けてほしい」とか、複雑になってくると注意が必要だ。請求を分けることは可能なのだが、後述する「無料通話の分け合い」対象から外れるおそれがあるのだ。自分で詳しく調べれば納得するのだろうが、今のところその暇がない。ショップの店員もしばしば誤解するほど難解なようなので、よく分からない人は、ファミリー割引対象の全回線をまとめて請求するか、逆に全回線を別々の契約者、別々の請求にするのが無難。気になる人はドコモの総合カタログを入手するか、「ドコモ 一括請求グループ」等のキーワードで検索してみてほしい。
また、紙の請求書を郵送しない代わりに料金を割り引く「eビリング」は、主回線(通常は「先に契約していた回線」になるのか?)でのみ有効。それ以外の回線(今回は私の回線)で「eビリング」を申し込んでも割引にはならない。

そして、今回一番気になったのが、「無料通話繰り越し分の分け合い」が可能かどうか。
「分け合い」自体が少し複雑なので、項を改めて書こうと思うが、ひとまず言えることは、「単純な回線ごと別請求であれば、分け合いは可能」だ。現に今、妻の使い残した無料通話を自分が使っている。

以上3点、実際に契約するまでよく分からなかったところだ。同様の疑問を持つ人がいれば参考にしてほしい。


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大失敗?携帯電話選び [ドコモ携帯]

文字入力機能という1点のみで選んだドコモの携帯電話「P-07B」だが、実際購入したところ、当の文字入力機能に致命的な問題を発見した。

別記事に書いたとおり、携帯電話をドコモに替えた。
スマートフォン全盛の2012年夏、自分が選んだのはいわゆるガラケー。そこに迷いはなかった。
その心は「これが最後のキーボードつき電話機になるかもしれない」。文字入力という観点で、キーボードに勝るデバイスはまだないと思うのだが、最近はやりのスマートフォンはほぼすべてがキーボードなし。次に携帯電話を買うとき、キーボード付きの機種が全くないという可能性もある。キーボード付きの機種がある今、それを買わない道理はない。
もともと、私は携帯電話のテンキーで文字を入力するのが苦手だった。女子高生が「パソコンより携帯電話のほうが早く打てる」と豪語しているのを「嘘だろ」と思いながら聞いていたクチだ。
しかし今、携帯電話にフルキーボードなど望むべくもなく、テンキーすらどうなるか怪しい。時代の流れは早い。

で、自分が選んだ機種は「P-07B」。一般には何の変哲もないエントリーモデルだと思われている。
しかし私は、買うならこの機種以外あり得ない、と思っていた。知る人ぞ知る特殊な機能があるのだ。
その機能は「ニコタッチ」。一言でいえば「ポケベル打ち」の亜流だ。「ポケベル打ち」の機能は多くのガラケーに搭載されていると思うが、この「ニコタッチ」は、「ポケベル打ち」のいくつかの問題点を解消したもので、根強いファンがいる。
自分自身、この「ニコタッチ」を知ったのは友人の紹介がきっかけだった。今や誰もスマートフォンと認めてくれないWindows Mobile端末を買った折り、「テンキーでは(フルキーボードに比べ)どうしても入力が遅くなる」と愚痴ったところ、その友人に「こんな入力方式がある」と教えられたのだ。思い立ってニコタッチ入力を導入できるのはスマートフォンならではの便利さ。いくつかのフリーソフトを組み合わせ、ニコタッチ入力を実現した。使ってみると、これが想像以上の快適さで、すっかりハマってしまった。
なので、次にガラケーを買うなら絶対にニコタッチ対応機種にしようと思っていた。そしてその時が来たのである。

ニコタッチはパナソニック独自の機能だから、候補は同社の端末に限定される。そこまでは分かっていた。
しかし調べてみて愕然。パナソニックの最新のガラケーにはニコタッチが搭載されていないのだ。かろうじてニコタッチを搭載していたのが、旧モデルで在庫処分状態の「P-07B」で、これ以外は全滅。かくして、機種選定は「一択」となった。

かような次第で、文字入力目当てで選んだ「P-07B」。しかし、実際に使ってみて愕然とした。ちょっと早く入力すると、処理が追い付かないのだ。
「早く入力」といっても、女子高生にはとうてい及ばないスピードである。なぜこの程度で処理落ちするのか不思議だ。しかし現に、急いで入力すると一部の文字が取りこぼされてしまう。実にもどかしい。これを機に、2本指での高速入力を習得しようとしていたのに。

ひとしきり落胆したところで、「同じことで悩んでいる人がいるのでは?」とWebを探してみると、一つ手がかりが得られた。
今回の問題、単に入力が速すぎて処理落ちしているわけではない。複数のキーを同時に押すと、後から押したキーが認識されない、というのが真相だったのだ。
同時に複数のキーを押さなければいいのだから、一本指で入力している限りは問題は起きない。一方、二本指だと、片方の指をキーから離す前に、ついついもう片方の指でキーを押してしまうものだ。キーを打つとき、「どの順番で押すか」ということは意識しても、「押す前に前のキーから指を離すか」ということは意識しない人がほとんどだろう。
複数の指を使って入力することが前提のパソコンでは、このような「同時押し不可」という制限は聞いたことがない。そんな中、同時押しできない機種が平気で売られているということは、世間では「携帯電話を2本指で打つ」という行為が特殊である、ということなのか。

ともかく、「文字入力用端末」を目論んで買ったP-07Bは、大外れであった。今後、新しい機種を買う際には、同時押しの可否を必ず実機で確認すべきだと思った。
とはいっても、このP-07Bとは数年間付き合わないといけない。慣れれば何とかなるさ、と自分を励ます毎日だ。
通常の2本指打法を「走る」ことに例えると、「同時に両方の指でキーを押してはならない」というこの機種の制限は、さしずめ「競歩」に相当する。人生初の競歩に挑戦するような、何ともいえないイライラを胸に抱えながら、この文章を書いている。


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