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夫婦でドコモ・私の場合 [ドコモ携帯]

去る8月から夫婦でドコモユーザーとなった。私の料金プランは、一種「裏メニュー」的な存在である「タイプシンプル バリュー」。これと妻の料金プランを組み合わせ、「メール定額+無料通話あり」を実現しているので参考までにご紹介する。

「夫婦で携帯電話会社を揃えたい」という思いは結婚したときからあった。しかし最大のネックは、ドコモだと、メールの受信にも料金がかかるということ。
結婚当時、私はソフトバンクの携帯電話を持っていて、これは一定以下のサイズだとメールの受信がタダなので、PC宛のメールの多くを携帯電話にも転送していた。ドコモに乗り換えると、こういう用法ではメール受信の料金がかさむ。もちろん「パケ・ホーダイ」等にすれば完全に定額にはなるのだが、メール以外でiモードを使う気はないので定額料が高すぎる。
夫婦間でそれほど通話をするわけでもないので、「メール受信無料」のほうがメリットが大きく、最近まで乗り換えずにいた。

しかし、既報のとおり夫婦間での通話が激増し、一刻も早くドコモに乗り換えねば、ということになった。
そこであらためて調べてみると、ドコモにも「メール送受信が定額」という安価なプランがあるのだった。その名も「メール使いホーダイ」。
これは以下の3つのサービス全てに加入することで実現するものだ(iモードメールをできるだけ安価に定額とする組合せを記載する)。
  1. 「タイプシンプル バリュー」基本料金780円/月(無料通話なし)
  2. 「パケ・ホーダイ シンプル」最低料金0円/月(上限4410円 or 5985円)
  3. 「iモード」315円/月

これら3つに加入することで、メールの送受信に係るパケット通信料が無料となる。つまり、月々780+315=1095円でメール使い放題の電話が手に入る。これはなかなか安いと思う。

ただ、無料通話がないというのが玉に瑕だ。
たとえば、一般的な料金プランで最安の「タイプSS バリュー」だと、基本料金は980円と、「タイプシンプル バリュー」より200円ほど高くなるものの、1050円分の無料通話がついてくる。妻以外へ電話をかけることも時々はあるので、メール使い放題のことを考えなければ「タイプSS バリュー」を選びたい。しかし「タイプSS バリュー」ではメール使い放題にならない。

そこで目をつけたのが妻の回線だ。妻はほとんど通話をしない一方、月に百万パケット単位でiモードを使っているので、現在は「タイプSS バリュー」+「パケ・ホーダイ ダブル」なのだが、無料通話はたいてい余る。
この、余った無料通話をファミリー割引で分け合えば、自分は「メール使い放題かつ無料通話あり」となり、実に都合がいい。月末、無料通話が余りそうだと分かると、固定電話で済む用事もわざわざ自分の携帯電話からかけて無料通話を消費するなど、めいっぱい活用している。

ただ、家族間での無料通話の分け合いはあくまで「残り物の有効活用」なので、制約も大きい。
一番不便だと思うのは、「今月はたくさん通話するぞ」ということが前もって分かっていても、プラン変更で対応することが難しいという点。通常なら、無料通話の多いプランに変更することで、通話料の単価を下げつつ無料通話も増やせるのだが、「タイプシンプル バリュー」の場合、他のコースに変更すればメール使い放題ではなくなってしまう。無料通話を増やすために家族のほうをプラン変更しても、増えた無料通話を分け合えるのは翌々月だから「今月の通話」には使えない。
もし、「メールは使い放題にしたいが、通話もそれなりにする」という人はどうすればいいのだろうか。「Bナンバー」を取得し、通話とメールを別の電話番号で行えば…とも考えたが、電話番号とメールアドレス、どちらかは変わってしまうという問題がある。なかなか悩ましい。

また、分け合えた無料通話分をiモードのパケット通信料に充当することはできない。
これは「パケ・ホーダイに加入していると、無料通話をパケット通信料に充当できない」という制約によるもの。前述のとおり「パケ・ホーダイ シンプル」というのに加入することがメール使い放題の条件となっているので仕方がない。
もちろんメールはいくら使ってもタダなのでいいが、天気予報や乗換案内など、iモードのサイトを閲覧すると別途パケット通信料が発生し、無料通話で相殺できないので注意したい。


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要注意! ドコモの「無料通話分け合い」 [ドコモ携帯]

ドコモの携帯電話では、ファミリー割引を組んでいるとき、無料通話が余ったらファミリー割引の仲間内でそれを分け合えるというサービスがある。
しかし、この制度は単純ながら誤解を招きやすく、「分け合えると思ったらダメだった」ということが起きやすい。また、請求を別々にしていると、そもそも分け合いの対象にならない場合もある。
以下、契約前に調べて分かった注意点をまとめておく。

まず、一番の注意点は「分け合い」ルールが紛らわしいこと。「家族で分け合える」という宣伝文句は嘘ではないが、分け合えるための基本ルールが分かりにくいのだ。
そもそも、ドコモの無料通話は翌々月末まで(2ヶ月の)繰り越し可能で、2ヶ月経っても消費しきれなければ捨てることになる。たとえば7月分の無料通話が余った場合、9月末までなら繰り越しができるが、それでもまだ余っていたら無効になる。
「家族で分け合える」のは、この、2ヶ月経って本来なら無効になってしまう無料通話「だけ」なのである。
また、無料通話が「今月分」「先月分」「先々月分」と余っている場合、古いほう、すなわち「先々月分」から優先的に消費されていくことにも注意が必要だ。

以下に、ちょっとミスリードな解説がある。何が問題かは後述するが、理解の助けにはなると思うので紹介する。

NTTドコモ 「家族みんなで分けあえる」の怪 余っているのに分け合えないのはなぜ?
http://www11.ocn.ne.jp/~jcpkochi/minpo/topic/2007/070909docomo.htm

この記事は、月2000円の無料通話つきプランを使っている人が、毎月1000円しか通話しないとしても、全く分け合いができないかのように書いてある。たしかにこの事例だと、10月末には分け合いはできないので、書いてあることは正しい。
しかし、このまま契約を継続して11月になったらどうか。11月も1000円しか通話しないとすれば、9月分の無料通話が1000円分余るので、この1000円分は11月末に分け合える。12月以降も同様だ。つまり「分け合えそうで分け合えない」という問題は10月末に一度だけ起きる。このことを伏せているのは意地悪だと思う。

ダメ押しでもう一度書くが、家族間で分け合えるのは、2ヶ月繰り越してもなお本人が消費できなかった、「売れ残り」の無料通話だけだ。また、「分け合い」の繰り越しはないので、無料通話が余ったとしても、その月末に無料通話を消化する家族がいなければ、直ちにその無料通話は無効になる。
以上のように、無料通話はあくまでも本人が消費するのが基本であって、分け合いをアテにしすぎてはいけない。
と言いながら自分は分け合いをアテにした運用をし、一定の成果を得ている。詳細は日を改めて書こうと思う。

あともう1点、しばしばトラブルになるのが、回線ごとに請求を別々にしている場合の扱い。
ウチは「妻名義の回線は妻」「自分名義の回線は自分」と請求を分けており、無料通話はちゃんと分け合えているのだが、もっと回線が増えると怪しくなってくる。
ドコモのファミリー割引には「請求グループ」という制度がある。たとえばファミリー割引に5回線加入していて、そのうち自分たち世帯の3回線は誰々、親世帯の2回線は別の誰々に請求する…といった場合、「自分たち世帯の3回線」が1つの請求グループ、「親世帯の2回線」がもう1つの請求グループとなる。
で、この請求グループ間をまたいで無料通話を分け合えるかというと、分け合えないことがある「らしい」のだ。Webで検索すると、この件でえらくドコモと喧嘩した人の話をしばしば目にする。
私自身、家族で計2回線しか持っていないので経験に基づいた話はできないのだが、ちょっと調べたところ、そもそも「無料通話をファミリー割引の回線全体で分け合うか、請求グループ内だけで分け合うか」という選択肢は利用者(正確には、主回線の契約者)に与えられており、それぞれ「グループ全体共有」「請求グループ共有」と呼ばれているようだ。

2010年度改善事例 : 2011年2月 | お客様サポート | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/support/cs/case/2010/02.html

この理解が正しければ、少なくとも「ファミリー割引の全員で無料通話を分け合う」こと自体は難しくないと思うのだが、その後の制度改正まで追跡していないので断言は避ける。
1つ言えるのは、ファミリー割引にたくさんの回線を登録している人は、どこまでの範囲で無料通話を分け合えるのか注意すべきということだ。


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