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保育所放浪記 (14) ――ちょっと寄り道、病児保育 [保育園]

これまでは「毎日通う保育園」という観点で紹介してきたが、ここで少し脇道にそれ、病児保育について紹介したい。

その名のとおり、「病児保育」とは病気になった子供を預かってくれるというもの。だいたいの保育園は37.5度以上の発熱で登園不可となるが、そんなときでも預けられるのが病児保育だ。
自分の住んでいる市は病児保育についてもなかなか充実している。駅に程近い小児科医院が運営しているのだが、利用するには、朝8時半までにその小児科で診療を受ける。受け入れOKとなれば、病院の奥にある小部屋で子供を引き渡す。その後、子供は保育士とともに園まで移動し、お迎えは駅前にある園へ直接行く。
料金もけっこうリーズナブルだ。朝から夕方17時まで預けて4000円。その後、19時まで延長するとプラス2500円ほどかかるが、一時保育の料金としては十分安いと思う。病気の子を預かってくれるという希少性からすると格安といえる。

しかし難点は予約が取りにくいことだ。なぜだか、以前より格段に難しくなっている気がする。
予約しにくい一因として、継続利用者が多いことが挙げられる。たとえば月曜日に病児保育を利用すると、朝の段階で「明日の予約はしますか?」と尋ねられるので、おそらく大半の人が「快復しなければ明日も利用します」と返事をする。これで火曜日の枠はあらかた埋まってしまう。
こんな状況だから、週の半ばに発熱すると大変だ。発熱が分かった時点ですぐに予約しても空きがない、ということが多い。翌朝のキャンセル待ちで急遽OKとなったこともあるが、直前までどうなるか読めないので動きがとりづらい。「空きましたので今から来てください」と言われたのが8時過ぎ、ということもあって泡を食った。

そんな難点はあるものの、セーフティネットとしてこの病児保育の存在は大きい。我が家は妻の体調不良で有休を使わざるを得ないことも多く、数千円で有休1日を節約できるのは実にありがたい。
ただ、我が子は病児保育があまり好きでないらしく、朝、預けるときには例外なく大泣きする。園に着いたらけっこう楽しくやっているようだが、完全に普段どおりとはいかない。いつだったか、おしゃべりなお姉さんに日がな一日圧倒され、その女の子が帰ったとたん、堰を切ったように話し始めたということがあったという。
体調がすぐれない中、慣れない環境で1日を過ごすのは子供にとって負担が大きいのかな、と少し申し訳なく思う。


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