SSブログ

「子連れ新幹線」を快適にする5つの小技 (5) ――逆転の発想、「喫煙ルーム付近」を選ぶ [育児]

子連れ旅では「並んで席を確保できること」が必須条件となる。窓側の席が含まれることも半ば必須だろう。しかし発案が遅いと、特に2列席の窓側は埋まっていることが多く、頭を悩ませることになる。
そんなときの穴場が「喫煙ルーム近くの席」だ。
N700系は全席禁煙なので、編成中に数箇所の喫煙ルームがあるだけで、喫煙席というものはない。しかし喫煙者への配慮として、「喫煙ルームに近い席」を指定して特急券を買うことができるようになっている。
「喫煙ルーム近くの席」は「通常の席」とは全くの別物として管理されている。つまり「通常の席」を買おうとする人には「喫煙ルーム近くの席」は割り当てられないし、その逆もいえる。
その結果、たいていの列車において、「喫煙ルーム近くの席」は「通常の席」より空いている。特に「通常の席」の窓側が8~9割埋まる程度の売れ具合だと差が顕著で、「喫煙ルーム近くの席」では窓側に空席多数、ということがしばしばある。
子連れ客がわざわざ「喫煙ルーム近くの席」を選択するというのは妙だが、N700系の喫煙ルームはわりとよくできていて、「喫煙ルーム近くの席」に座っている限り、煙草の気配はあまり感じられない。喫煙ルーム帰りのオッサンがすぐ隣に座ったら多少は匂うだろうが、子連れ客は身内でかたまって座っているわけだから、そのような状況は多くない。
ただ、タバコに関しては好き嫌いや感受性の差が激しいので、以上は「わりと寛容な人の意見」として捉えていただきたい。嫌煙団体は「扉が開くたびに煙草由来の微粒子が客室内に入ってくる」と主張しているので、神経質な人は、逆に喫煙ルームからなるべく離れた席を予約すべきである。

スポンサーリンク


「子連れ新幹線」を快適にする5つの小技 (4) ――迷わず、子供にも1席を [育児]

「未就学児はタダで電車に乗れる」というのが大方の人の理解だと思う。確かにそのとおりで、通常、大人1名に対し幼児2名までは無料で同伴することができる。
このルールは指定席でも同じだが、「タダで乗れる」から「タダで座席を使える」というわけではない。大人1名分の料金しか払わないのであれば、確保されるのは1席だけ。3歳、4歳ともなると「子供は膝の上」というのには無理がある。大人2人+子供1人で2席というのも、子供の年齢が上がれば厳しいだろう。
というわけで、長旅では未就学児も座席を確保することを考えたほうがよい。小学生並みに、子供の乗車券と特急券を買うことになる。高くつくが、大人の半額で席を確保できるのだから、飛行機に比べたらまだマシだ。(最近の航空運賃は大幅な割引が当たり前になっているが、小児運賃はほとんど割引の対象になっておらず、正規の小児運賃より大人の割引運賃のほうが安い場合がけっこうある。ちなみに飛行機は3歳以上だと小児運賃が必要で、膝の上という選択肢はない。)
なお、自由席では「金を出して席を買う」という概念がないので、空いていれば、子供のきっぷを買わなくても未就学児は1席使える。逆に、子供のきっぷを買ったとしても1席使える権利は生まれない。東海道新幹線に限っては、ローカルルールとして「未就学児が自由席を1席占有する場合には子供のきっぷを買う必要がある」となっているらしいが、直接確認したことはない。

スポンサーリンク


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。